屋台囃子保存会

 


 

◆屋台囃子保存会

   美茂呂町の屋台囃子は、旧茂呂村の堀組と呼ばれる地域の有志が伝承してきた演目を基にし

 て、昭和52年に初代会長丸橋政喜氏を中心に美茂呂町屋台囃子保存会が発足した。

  現在の第9代会長村田利雄氏に至る40年間にわたり、地元の子供たちにお囃子の技術を伝承す

ると共に、毎年、地元水神宮祭、世良田祇園祭、いせさき祭り、茂呂地区納涼祭、飯福神社秋

り等にその技術を披露している。なお、保存会の発足以来、伊勢崎市上泉町、赤堀間野谷地

区、世良田今井地区、伊勢崎市新栄町へ講師を派遣してお囃子の技術の普及にも努めている。 

 

◆屋台囃子保存会役員

        会長  村田 利雄 

       副会長  羽根木 茂夫、児島 加寿子 

        会計  内田 哲雄 

      会計監査  丸橋 淳也 

           

◆年間活動予定表

       月 お囃子練習開始

          茂呂地区納涼祭

             世良田祇園

       8月 いせさき祭り

          美茂呂町水神宮祭

       9月 飯福神社秋祭り 

         

 ◆無形民俗文化財としての茂呂地区屋台囃子が指定される

      美茂呂町の屋台囃子   平成25326日指定 

  美茂呂町の屋台囃子は、伊勢崎市域をはじめ、群馬県から埼玉県北部地域に広く分布する参

手鼓と呼ばれる演目を基本とする祭り囃子である。この屋台囃子は、旧茂呂村の堀組と呼ばれ

る地域の有志が伝承してきたもので、現在は美茂呂町屋台囃子保存会を組織している。

     演奏道具は附太鼓3、大胴1、鉦2、笛1で構成される。

  演目は参手鼓、神田丸、昇殿、大間昇殿の4曲を伝承している。

  参手鼓の演奏では、振付で右手の撥(ばち)を回す。笛は美茂呂町だけが七孔三本調子を使用

 している。

  7月の茂呂地区納涼祭、水神宮祭、8月のいせさきまつり、9月の飯福神社秋祭りで演じてお

 り、世良田八坂神社の祇園祭(太田市)にも参加し演奏している。  

  屋台は、嘉永7(1854)に制作されたものを所有している。

                  平成2610月      伊勢崎市教育委員会